風の向くまま

絶版 吉川万里 竹口美紀

¥ 2,000 税込

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リリース:2008年6月26日
Vientoの8作目になるアルバムは九州各地をモチーフにした曲を収録する。このアルバムではフルートとギターのデュオ「トランスコンティネンタルDuo」とソプラノ歌手の福嶋由紀が参加。メインテーマ「風の刻印」では、荒尾や大牟田の炭鉱を主題とする。日本の経済成長を底辺で支えた炭鉱労働者へ、まるで地下に伸びる坑道のように深く深く思いを馳せる。
一曲目を飾る『桜貝の記憶』は竹口が浜辺に打ち上げられていた桜貝を見て曲が浮かんだという。
『地熱龍』はケーナよりも鋭くキレのあるフルートの音色が絡み、フラッタータンギングが多用されたメロディーラインは複数の龍が天に登るような躍動感を伝える。
耳川は宮崎県北部に流れる川。『耳川紀行』はJNN九州沖縄7局ネット「新・九州遺産」の挿入曲。同じく、奄美大島の泥染めをモチーフにした『地球染めの大島紬』も「新・九州遺産」の挿入曲から。
『あなたを忘れない』は福島由紀の高らかなコーラスが曲を盛り上げる。
トランスコンティネンタルDuoの参加によって味わい深く演奏されるのがロシアの曲『モスクワの夜は更けて』とロシア民謡『スティンカラージン』。
Vientoのアンコール曲として定番になっている『コンドルは飛んでいく』はコンティネンタルデュオの澄んだギターの音色、そしてケーナとフルートのユニゾンから始まる。また、間奏ではギターのソロ演奏があるなど、これまでとは違ったアレンジで楽しめる。
九州から沖縄、ロシア、南米まで各地の曲を交えたこのアルバムは誰がどのパートを演奏しているのか聴き分けながら楽しんでみるのも良いかもしれない。

1 桜貝の記憶
2 地熱龍
3 耳川紀行
4 「風の刻印」地下1000メートルの男たち
5 「風の刻印」坑内銀座
6 「風の刻印」レクイエム
7 「風の刻印」あなたを忘れない
8 月のうさぎ草
9 モスクワの夜は更けて
10 地球染め大島紬
11 コンドルは飛んでいく
12 巡礼
13 スティンカラージン